2014年3月11日火曜日

3年前の3月11日に起きたことについて、坂本タクマはまだ十分に考えられていない。

比較的平穏な坂本タクマの人生においては、その後の1ヶ月ほどはかなりの苦難であった。
その中で、「落ち目の日本についにとどめが刺されたか」とも思ったが、3年後の今日もなんとか国は存続してる。
かなり形が変わってしまったとは思うものの。

爪痕はまだ、坂本タクマの部屋の中にも残っている。
3月11日の本震と、4月7日の余震を経て、片付けることの虚しさが坂本タクマの中でふくらんだ。
そのふくらみはまだしぼみきっていない。

片付ける物すらすべて失った人達に比べれば、幸せなことではある。

本当に、まだあれの意味がよくわからない。
わからないうちに、さらに大きなことが起きることもあり得るのだ、という覚悟を持って生きなければならない。

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